core i7 4770K をしばく

■2013年某日

同年6月時点で初期ロットのcore i7-4770Kを入手。
マザーボードに迷走しつつ、ようやく落ち着いたので執筆。

※オーバークロック(以下、OC)は大変なリスクが伴うことをご理解下さい。
OCにはUEFI (≒BIOS)というシステム設定の変更を行い、
サードパーティ製のツールの使用を意味します。
システムの安全性に影響を及ぼし、最悪デバイスの破壊やシステムの欠損が生じます。

これらのリスクおよび代償は自己責任にて行って下さい。
当記事に挙げた各メーカーならびに当サイトは、一切の責任を負いません。

今回は以下のスペックにて実装。
加えて水冷を改めて興した。

冷却性如何で、殻割りをと思っていたが
結論を申し上げると、その必要がなかった。

4770K機 構成
Mobo ASUS Maximus VI Gene (Micro-ATX)
CPU Intel core i7 4770K (3.5GHz→4.0GHz)
MM#: 928550
Batch#: L306B313
Made in Malaysia
CPU Cooler 水枕: XSPC RayStorm CPU Water Block Acetal Top
ラジ: Black Ice GT Stealth 240
Coolant: オリジナル
Memory Corsair CMT16GX3M4X2133C9
4GB×2
1333MHz→2200MHz 9-11-10-27
GPU ZOTAC GeForce GTX TITAN
core: 837MHz→1136MHz
Mem: 1000MHz→1200MHz
PSU Seasonic SS-1000XP 80 PLUS Platinum
PC Case Cooler Master COSMOS II
Strage C: SAMSUNG 840Pro 256GB
D: OCZ Vector 2.5” 256GB
E: Western Digital Caviar Black WD1002FAEX
Sound Creative Technology PCI Express Sound Blaster X-Fi
Titanium Fatal1ty Champion Series
Razer Tiamat 7.1
Mouse Razer DeathAdder 2013
Keyboard Razer BlackWidow Ultimate 2013-US
Drive Pioneer BDR-208JBK/TOWADA
OS Windows7 Ultimate SP1 64bit

ほとんどはX79時の仕様を流用。

なお、冷却水は個人の主観により自動車用を用いている。
これは防腐性の配慮を極限まで減らして、熱吸収率を最優先とするため。

具体的には、
RED LINE製 WATER WETTER : 1
AUTOBACS製 クーラント95 : 1
精製水 :8
の割合で混合している。

効果の程は、下記CPUコア温度の項に譲る。

完成図
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 019
水冷化に使用したパーツはほぼすべて新規。
ちなみに12cm FANは、Blacknoise製NB-ELOOP B12-2 1300rpmに統一。

ここからは使用したマザーボード、
ASUS Maximus VI Geneの外観をば。

外観
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 001
今回、Micro-ATXをチョイス。
そのため化粧箱も非常にコンパクト。
T*W*H 265*260*85(mm)
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 006
マザーボード外観全体。 購入の決め手その1
PCI-e x16 Gene3.0はCPU管理。赤色2本とも用いる場合はx8x8での動作となる。
PCI-e x1 Gene2.0はチップセット管理。そのためx16と共存できる。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 012
今回の購入の決め手その2。
メインメモリはマザーボード上側がレバーとなっている。
これはグラボを挿したままでもメモリだけ抜き差しが出来る。
意外にもありがたい要素。
「ゲーミングマザー」と称しながら下側レバーは言語道断である。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 011
ボード上に分離設置されたSupremeFX。
しかし所詮はオンボードサウンド。
Razer Tiamat7.1 には完全にチカラ不足である。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 018
ちなみに起動時はこのように赤のLEDラインで区切られる。
「完全に分離していますよ」を上手にアピール。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 010
CPU用8pin補助電源はこちら。
オーソドックスそのものな配置。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 009
バックパネルIO
ネットワークはIntel製I217V
オンボードで使用できる機能に大きく2点。
サウンド8ch出力。
グラフィックHDMI出力。
なお、CMOSクリアスイッチの更に左側にはm-PCIe Combo II スロットが1機備わる。
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 008
SATAはすべて6Gbps ×8
うち右側6機(マザーボードを立てた場合上側)はZ87 PCH管理
左2機(同下側)はASMedia ASM1061による管理
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 016
付属品はざっくりとこのような感じ。
新たに”DO NOT DISTURB” (邪魔すんな)のドアノブサインが付く。
エッチな事をしていても誰も入ってこなくなる魔法のプレートである。
ヲマケ
ASUS R.O.G Maximus VI Gene 000
これが調合したクーラントの元素材。
効果は後述。

外観はここまで。
ここから動作状況において特筆すべき所をいくつかピックアップ。

動作検証 -M6G-
UEFI004
まずはDigi+の項目から。
おおよその設定は先達より情報提供頂き、参考にしたもの。
CPU Load-Line Calibration はLevel1に固定。
続いてCPU Current Capability は110%に設定。
M6G UEFI 005
こちらはUEFIの設定項目の一つ。
メインメモリーの主要5項目のレイテンシを手打ち。
9-11-10-27 2200MHz 1.55Vで駆動。
なお10-13-11-29 2400MHz 1.60Vまで動作は確認済み。
近年のCorsairメモリの中でも、SAMSUNGチップ搭載の赤ドミはバケモノである。
UEFI002
BIOS Ver は0804を採用。
以下は各種数値データを記録した。
2013-12-17-00h15-Voltage-+12V
OCCT 4.4.0で計測
+12Vの電圧変動。
私はこれまで、電源そのものの性能次第で揺らぐものと思っていた。
が、デジタル制御のASUS Maximus VI Gene の秀逸さが光る。
1箇所以外、完全な横一文字、しかもピッタリ12.00V。美しい。
2013-12-17-00h15-Temperature-CPU
こちらがコア温度。
10分間のフルしばきであるが、20分回しても60度を超えることがなかった事を補足。
近年「ヒートスプレッダのグリス接着」が話題のCPUだが、殻割りせずとも必要充分。
俗に言う本格水冷の面目躍如といった所か。
2013-12-17-00h15-Voltage-CPU VCORE
続いてVcore。
4.0GHz駆動にしてMAX1.090V、オーバーシュートで落ちる事は無く、アイドル1.072V。
初期ロットゆえか、異様なまでの低電圧駆動。
コア温度が60度に満たないのは、ここが恩恵と考える。
2013-12-17-00h15-Voltage-+VCCSA
最後のVCCSA、いわゆるアンコア電圧。
これはメモリコントローラおよびCPU統括側のPCIeの管理電圧。
標準より下げて0.832Vで駆動。
昇圧すれば更にしばけるが、今回は控えめに。
4770K2200-001
試しに行った、FFXIV ARR キャラクター編ベンチマークとSupre PI。
1920*1080 フルスクリーン 最高品質。
OCそのものは90%程度にとどめての数値。
それでもPI 100万桁で9.250秒はなかなか。

以上のように、標準Vcore 1.20Vから大幅に下げ、CPU-Z読み1.072Vで駆動。
それでも4.0GHzは余裕で達成できる。

「いかに降圧しながら周波数を上げるか」が楽しいCPUである事は間違いない。

当たり外れを問わず、Vcore 1.1V 4.0GHz駆動が可能。
CPUクーラーの冷却性+Vcore電圧次第で殻割りは不要であると考える。

優秀なメモリコントローラによるメモリOC。
PCIe x1の独立により別途サウンドカードの装着が可能。
まさにエンターテイメントのためのZ87との相性は抜群である。

ASUS Maximus VI Gene はじゃじゃ馬さも無く扱いやすい。
元祖OCマザーボードメーカー EVGAが霞むのも頷ける。

従来1週間かけてスパンキング調教してきた快楽が無いのは寂しいが
これはこれで初心者にも易しく、即日OCにはもってこいである。