【1】core i5 2500K をしばく

■2012年2月14日

今日はフンドシの日です。
そのような神聖な時空の最中、
型遅れになりそうな2500Kをオーバークロック。
他のOCerさんとはひと味違う手法を試しています。

最終結果をココに記します。Sandy Bridge-Eにも通じる所がありそう。

※オーバークロック(以下、OC)は大変なリスクが伴うことをご理解下さい。
OCにはUEFI (≒BIOS)というシステム設定の変更を行い、
サードパーティ製のツールの使用を意味します。
システムの安全性に影響を及ぼし、最悪デバイスの破壊やシステムの欠損が生じます。

これらのリスクおよび代償は自己責任にて行って下さい。
当記事に挙げた各メーカーならびに当サイトは、一切の責任を負いません。

■PCスペック
OS Windows7 Professional 64bit
CPU Intel core i5 2500K
Batch#:3145B537
Made in Costa Rica
Revision D2
Stepping 7
CPU Cooler CoolerMaster V6GT RR-V6GT-22PK-R2
グリス CPU Cooler 付属グリス
M/B ASRock Fatal1ty P67 Professional
UEFI Ver. P1.80
PSU Thermaltake Toughpower Grand 650W TPG-650M
MEMORY Corsair CMX8GX3M2A1600C9 (4GB×2)
Case Thermaltake Level 10 GT
室温 23℃
使用ソフト Prime95 / OCCT / CPU-Z / HWMonitor

安心のコスタリカ産でございます。
まずは設定画面へ。

1:UEFI システム設定画面へ
ここからは画像を交えて。
画像は全てクリックで拡大できます
上画像。まずは起動画面でDelキーでUEFIへ。
F2でも入れる記述だが、これはマザボメーカーによって異なる。
次にメインページへ。
ここではUEFIのバージョン。
現在のクロックやメモリ環境だけが記される。
非常にシンプル。
背景のグロさを除いては大変よろしい。

ではいよいよ倍率変更画面へ。

2:CPU倍率の変更
CPU Ratio Setting CPUの周波数を弄りますか、という項目。
選択肢からの周波数を選ぶと、電圧がオート設定となり勝手に界王拳。
精密なCPUやメモリは、たとえ0.3Vでも上乗せしようものなら寿命を縮める。
最悪、煙を上げて即死。
今回は最低電圧を突き詰めるため、Manualとする。
MAX Ratio CPUはベース周波数×倍率で総合クロックを算出。
ベース周波数は通常100MHz。
今回、4.0GHzを指標とするため、倍率を40に設定。
100MHz×40≒4000MHz≒4.0GHz
かけ算が出来ない方はここでリタイアしておこう。
Power Limit オーバークロックを行う際のプロセッサの最大放熱量。
i5 2500Kは通常95W。
上限であるピーク電圧を上昇させる可能性がある。
オーバーシュートを考慮して+5Wほど調整しておく。
BCLK ここがベース周波数を決定する項目。
100MHzから変更も出来る。
しかし0.2MHzの変更でさえも負荷テストが完走しなくなる事象が生じた。
一応、仕事用PCなので、大人しくベースのまま。
Spread Spectorum 電磁波放出量の設定。
Disableにした方がOCは安定傾向にある。
今回はAutoのまま弄らないこととする。

以上でCPUの周波数を4.0GHzにする設定は終わり。
次に行うは、メモリーの設定および電圧設定となる。

3:メインメモリーの設定
コストをかけて欲しいのがメモリ。ただしOCする前提で。
P67シリーズのマザボはどんな高周波数のメモリーでも通常1333MHz動作まで
このUEFIから設定を変えなければ、それ以上の高速動作はしてくれない。
XMP対応マザボなら、Load XMP Setting の項目からProfile 1に切り替え。
これで1600MHz動作が可能となる。
ちなみに1866MHz以上は独自でOCするしかない。
そこまで来ると、レイテンシも学んだ上で弄る上級者用となる。
自力でガンバって下さい。
今回はガチンコOCでは無いので、メモリーは電圧以外ほぼAuto設定とする。
Uncore電圧関連も弄らない。

今回使用したCorsair CMX8GX3M2A1600C9 は動作電圧1.65Vのため
これは固定値を入力しています。 ※後述

もし手元の駆動電圧が1.5V仕様であれば、そちらの数値を入力してあげると良い。

4:電圧調整
Sandy Bridgeでは特にアイドル電圧とマックス電圧の差が激しい。
それだけアイドル時の消費電力を低くできるメリットではあるのだが。
いかんせんコレが調整の妨げになっているとも言える。
イメージは上図の通り。
その1・・・i5 2500Kの初期Vcore電圧は1.200Vであること
その2・・・OC時、ピーク電圧が初期Vcoreから0.3V以上飛躍しないこと
その3・・・ネガティブオーバーシュートでの下限電圧が0.9V未満にならないこと
以上を考慮し、次のように設定を行った。
CPU Voltage Offset Modeを選択。
これは、CPU Vcoreにかかる電圧全体を上下動させるモード。
固定値入力のFix Modeもあるが、マザボの特性を拝見する目的もある。
あえてOffset Modeにて。
規定値からプラスorマイナスの選択肢でマニュアル調整する。
Offset Voltage 次のLLCとも連動している。
先ほどの電圧の変動ライン全体をどれほど上下動させるかを設定できる。
ここではLLC Level4に対して-0.080Vにする。
これでピーク電圧は1.2V前後になるはず。
この変態ASRockマザボ、Proとか言いながら設定は細かくない。
ASUS Rampageシリーズのような微細な数値打ちが出来ない。
狙った着地点「付近」に落とし込むしかなく、下げすぎるとアイドル電圧も下がる。
ネガティブオーバーシュートも下方へ行き落ちやすい。ここが肝。
CPU Load-Line Calibration 通称LLC。
プロセッサの高負荷時、電圧が下がる仕様を調整できるもの。
DRAM Voltage ここがメモリーの駆動電圧。
数値を直接入力し、先ほど述べた1.65Vに固定。

私の昨今のOCテーマは、
いかに初期電圧付近で周波数を上げられるか。

この1点に尽きる。

某掲示板でもOC報告が年々増えつつあるが、同時に残念でならない。

過度に電圧盛りをしている。
60℃以上の高温に晒している。

がんばれ、壊してこその自作道ですよ。

CPUの当たり外れをテストするため、電圧を盛り最高周波数を知るのは人柱だけでよろしい。

4.0GHzでVcore1.200Vを目指すことと
4.6GHzの壁を目標とすることは、意義も何もかも異なる。

仕事用PCであることを抜きにしても、私は前者を良しとする。

5:負荷テスト
まずはOCCT。 メモリー、CPUの動作テスト。
こちらは1時間完走。
その時のCPUの電圧状況は次のとおり。
完全に安定しています。
グラフ上、テスト動作直後の測定です。
アイドル時のコア電圧はCPU-Z読みで0.944V。
続いてPrime95。
Prime95にて23時間完走。
この瞬間、室温10℃前後のためCPUのコア温度も下がっています。
CPU-Z読みでピーク電圧1.208V。
その他ベンチマーク計測は【2】core i5 2500Kをしばく へ譲ることとします。。

これを常用モードとしますです。

Speccy読みでアイドルコア温度29~31℃
Prime起動中の高負荷時で41~52℃

ひっさびさのOC。
仕組みも色々変わってて面白かったw