自作PCのための配線あれこれ

■2012年2月11日。

初めて自分でPC組み立てるぜー!
とか
ちょっと部品変更するけどヨク分からんぜー!
という皆様にお送りします。

自作PC用の配線についてのあれこれです。

ちなみに、スリーブ化を用いた配線チュートリアルは以下に書きまとめています。
【1】PCケーブル スリーブ化
【2】PCケーブル スリーブ化

■全体のイメージ

近年、ケーブル各種も淘汰・統廃合され簡素化されました。
ケースに組み込む際の大まかな流れは以下の状態です。

コネクタの形状がそれぞれで異なるため、何をどこに挿すべきかは非常に分かりやすい。
ざっくりとケーブルの名前・形状が分かっておけば、どうと言うことはない。

■ケーブルの種類

1:ハードディスク・SSD用ケーブル

これは大きく2つ。

左は電源からの出力ケーブル。
電源によって画像のような「差し込みタイプ」と「元々生えているタイプ」がある。
これは前者の場合。

中央はHDDやSSDに挿す電力ケーブル。左と中央で1本のケーブル。

右はHDDの情報をマザボ経由でCPUに送るための通信手段、SATAケーブル
両端とも同じコネクタ形状で、マザボとHDDを繋ぐためのもの。

では、実際にHDDを見てみましょう。

これがHDDです。
なんと麗しい銀世界でしょう。

しかし裏表をひっくり返すとまるでスラム街の路地裏。

これがHDD裏面。

基盤がモロ見えですね、本性というやつです。
極めてグロイ。
上図にあるように、SATAケーブル・SATA電力ケーブルの挿す位置はここ。

いずれも切り欠きがあるため挿す向きが決まっている

SATAケーブルは抜き差しの耐久性が低いため
一日に5回も6回も抜き差ししない事。

2:PCI-Eケーブル

グラフィックボードを挿すマザーボードのスロットを「PCI-Eスロット」と言います。
マザボからグラボに向けて供給出来るスロットからの電力は75Wまで。

ところが、PCゲームをヌルサク動かすためのグラボは150W~300W近く必要。

これにより、マザボスロットからの電力以外から電気を供給しなくてはいけません。
それがPCI-E電力ケーブル。

通称、PCI-E 8pinケーブル もしくは 6pinケーブル。

画像の通り8個のピンがあるので、これは8pinケーブルです。
電源からグラボに向けてこれを挿します。

こちらもピンの形状により挿す向きは一つです。

これは電源を購入したら付属するものですが
6pinケーブル・8pinケーブル以外に
6+2pinケーブルなども存在します。

これは6pinケーブルをベースに枝分かれして
2pinがオマケで付いてるため、6ピンにも出来るし8ピンにも出来るケーブルです。

電源の付属ケーブル一覧を見ると分かります。

ちなみに、6pinケーブル1つで75W
8pinケーブル1つで150Wが供給できます。

上の図はASUS社製 MATRIX 5870 というグラボ。
ご覧の通り、8pinケーブル×2が必要です。

マザボから75W、8pin×2から150Wずつ。
最高375Wを供給できる事になるワケです。
3合炊きの炊飯器や、ジュースミキサーに相当します。

ただし、グラボによって、310W~375Wと使用電力に幅はあります。
常にMAX値を使用しているとも言えませんので、ご参考程度に。

3:オマケ

SATA電力ケーブル等に淘汰され、めっきり脇役のペリフェラル君。

電源から、各種部品へ電力を供給するコネクタですが
例えばCPUクーラーのLED電飾や、水冷用のポンプなどに使用。

また、旧型のディスクドライブやHDDなどに使われる場合もある。
その場合、SATA電力ケーブルでは無いということになる。

コネクタの総合数を考慮して、脇役部品のためにこういったコネクタが未だ存在している。

例えコネクタの数が足りずとも、コネクタ端子を変換するケーブル等も市場にはある。
マザボや電源を購入した際、変換ケーブルが付属する事もしばしば。

あくまで予備のため、これらを使わずに済むことの方が少なくない。