GTX 660 をしばく for FFXIV

■2013年7月

新生FF14における最終検証。

筆者は日頃からある事を唱えている。

1つは、MMORPGにおいて必要以上のスペックほど無駄なことはない点。
もう1つはFF14に最適なグラフィックボードについて。

今回は両方に通じる箇所を検証したいと思う。

常々「新生FF14をやるならGTX660かHD7870相当で良い」と謳ってきた。
それを証明しようじゃないか、というテーマである。

Specification
-CPU- Intel core i7-3930K 4400MHz
-Memory- Corsair CMT16GX3M4X2133C9 4GB×4
(DDR3 PC3-17066 4GB*4)
2133MHz
9-11-10-26
-GPU- EVGA GeForce GTX 660 FTW core:980→1072MHz
(Boost時:1033→1137MHz)
Mem 1502MHz
Driver 320.49
-OS- Windows 7 Ultimate SP1 64bit

他のグラボを検証した時と同様、CPU、メモリの各種はOCしている。
日本未発売なEVGA社製GTX660は標準で約10%のOCがなされている。
GPUダイ(いわゆる石)が当たりであれば、更に回る。

EVGA GTX 660 FTW
CUDAコア:960
テクスチャユニット:80基
テクスチャフィルレート:85.76 GT/s
メモリ容量:2048MB GDDR5
メモリインターフェース:192bit
メモリ速度:0.33ns
メモリバス帯域幅:144.19 GB/s
GTX660 001
補助電源は6pin*1
TDPは140Wとされている。
PCIeスロットから75W、補助電源で75W
許容範囲150Wギリギリである。
GTX660 002
EVGA伝統「だった」シロッコファン。
密閉型のため、熱源は全て後方ブラケットへ排出。
GTX660 003
こちらは裏面。
バカほど短い基板である。
内部空間を広くとって熱設計優先型となっている。
GTX660 004
驚くべきはGDDR5メモリにエルピーダ製
2032BBG 60-F 6.0Gbps 1.6V品を搭載。
リファレンスではSUMSUNG製K4G20325FD-FC03だった所。
非リファレンスゆえの恩恵はもしかするとココにあるかも知れない。
GTX660 005

CUDAコア (シェーダプロセッサ) はGTX660Ti比で384機削減。
テクスチャユニットは32機削減。
物理的に約71%まで削減されているコトが分かる。

GTX660Tiは、BattleField3など最先端FPSですら動作できるため
MMORPGのプレイとしては必要十分と考える。

新生FF14 ベンチマーク

過去に使用してきたグラボとの比較も挙げておく。
このGTX660もCPUもメモリも、全てOC状態にあるため
ノーマル品より23~33%ほどスコアが向上していることを念頭に置いて頂きたい。

新生FFXIV ベンチマーク
最高品質 1920*1080
GTX660最高品質
平均fps値は55~60をマーク。
旧版時に出回ったGTX460比で約2倍。
高品質 1920*1080
GTX660高品質
GTX660を更に微OC
さすがエルピーダ。
電圧を弄らずともグラボメモリ1546MHzは余裕。
コアクロックも1228MHzまで到達。
こいつぁ・・・回るぜ・・・
標準品質 1920*1080
GTX660標準
標準品質では測定の意味をなさないスコアに。
となると、高品質もしくは最高品質がベターチョイスになり得る。

最高品質と高品質でそれぞれフレームレート値も計測してみたところ、
前者では60fpsの出るとこ出ないところがちらほらと散見。
後者では余裕のようだ。

では、ここから本番。
実ゲーム上においての挙動を検証。

新生FF14 実ゲーム検証

基本は1920*1080 俗に言うフルHDの、かつ最高品質
以前の検証からVRAMは2GBでこと足りていることも分かった。

問題はカットムービー中のフレームレート値と
比較的スムーズなフィールド、
FATEやエーテライト付近などの人混み内の3点。

いずれも垂直同期はOFF、フルスクリーン、FPS制限無し
使用ソフトは以下の通り。

EVGA Precision X 4.2.0
+ Guru3D Rivatuner
画面左上に表示されるGPU使用状況のモニタリング
CPU-Z OC 6.3 CPUの使用状況
タスクマネージャー メモリの使用状況
HwinFO4 各種温度のモニタリング

ここからはキャプチャした画像とともに解説。

カットムービー再生中
GTX660 006
当然のように80fps以上をマーキング
※別のキャプチャソフトで撮影したため、モニタリングできず。
ちなみにTITANの時は280fpsをマーク。ただの暴走です。
フィールド上
GTX660 007
比較的オブジェクトが少なく50~67fpsをマーク
左上のモニタリングに注目。
GPU使用率は90~99%で張り付きながら、常にフル稼働。
画像がぴったり60fpsをマークしているが、制限していないのでそれ以上も出る。
人混み下 or エーテライト付近
GTX660 008
エーテライト付近で撮影するの忘れてた・・・
GTX TITAN同様、30~35fpsに降下
これはGTX 660のスペックによるものではなく、
人混み環境下でのサーバー抑制。

ご覧のように、フルHD & 最高品質でさえも何ら問題なく50~60fpsを叩き出す。
Direct X 11 対応となったとしても、この優位性は維持できると考える。

ビデオメモリに至っては1000MBも使わない。
むしろ問題は、CPU、グラボとも発熱がハンパないこと
非OC状態と言えど、EVGA特製ファンをもってしても70度近くまで到達。
Precision X からファン回転を60~65%に上げて、ようやく60度前後に落ち着く。

贅沢に上位グラボを挿したところで、fps値の制限を受けることに変わりない。
GTX TITAN でも、人混みでは35fps前後に降下したことは前回の検証で示した通り。
それよりも、特製ファンを搭載した冷却大前提のグラボを強く推奨する。

なお。

当記事に使用したグラフィックボード、EVGA GTX660 FTW は
プレゼントキャンペーンとして、還元しました。