【2】PCケーブル スリーブ化

2012年12月

前項で準備編と題したPCケーブルのスリーブ化。
本項にて、いよいよ実際に網タイツを履かせてみる。

※ケーブル線の分解・加工はそれに付随する製品の保証対象外となります。
また電線・ハーネスの加工には専門知識を要します。
システム・機器の安全性に影響を及ぼし、最悪デバイスの破壊やシステムの欠損が生じます。

これらのリスクおよび代償は自己責任にて行って下さい。
当記事に挙げた各メーカーならびに当サイトは、一切の責任を負いません。

初心の場合は、スリーブ化のみに留めましょう。

1.コネクタからピンを抜く
SLEEVE-001
まずは標準のスリーブを剥がす。
収縮チューブなどで結束されているため、ペンチで切り込み。
内部のケーブル皮膜を傷つけないよう、「めくる」ように剥がすと良い。
SLEEVE-002
元のスリーブ自体はハサミでちょきちょき。
この時、ケーブルを一緒に噛まないようにだけ注意。
SLEEVE-003
ピン・リムーバーは、必ず「コネクタとピンの隙間」に挿すこと。
リムーバーに押されたピン側のひっかきが外れ、抜くことが出来ます。
徐々にチカラを加えながら抜くこと。
反動をつける等すると、ピンと電線が引きちぎれる。
SLEEVE-004
外れた状態がこちら。
ピンの左右に突起のあるのがお分かり頂けるだろうか。
ピン・リムーバーはこれを外側から押さえつける役目を担う。

 

2.ケーブルを採寸、スリーブのカッティング
SLEEVE-005
ケーブルの被膜の全長を計測。
皮膜の湾曲も出来る限りまっすぐして測る。
スリーブは、伸び縮みする特性があるので、「ケーブルと同寸程度」で大丈夫。
スリーブケーブルは両端をライターで熱しておく。
実はこれが重要で、ほつれを防ぐ。
熱した直後、指でなでておくとテーパー代わりになる。
画像はテーパー直後の図。
SLEEVE-006
網タイツを履かせる。
これも経験。
コツは「ケーブルを押し入れる」のではなく、
「スリーブを蛇腹にしながらケーブルを引き込む」とスムーズに行く。
ここにヒートシュリンクを装着。シュリンクの全長は15.0mmが理想。

 

3.シュリンクの位置決めと、熱収縮
SLEEVE-007
手順は、以下。
1:ピンを一度コネクタに挿す。
2:スリーブをコネクタに触れる1~2mm手前に位置取り
3:この時、デジタルノギスでピン先端からスリーブまでの距離を測定
SLEEVE-008
差分の取り方など、デジタルノギスは小技が利くので超便利。
このコネクタの場合、ピン先端からコネクタ嵌合部が18.10mm。
1mm多い19.10mm辺りにまでスリーブを装着。
SLEEVE-009
で、シュリンクを炙ったところがコレ。
理想はピンの下部、でっぱった場所より1~1.5mm手前までシュリンクが来ていること。
SLEEVE-010
それを4本繰り返すとこのようになる。

これで1本のスリーブ化についての概要を終わる。
後は流れ作業あるのみ。